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コミュニティ

追悼

[奥・井ノ上イラク子ども基金]

NPO法人ワセダクラブは、「奥・井ノ上イラク子ども基金」をサポートします

 2003年11月29日、イラクにおいて人道復興支援のための活動を行っていた外交官奥克彦大使・井ノ上正盛書記官・ジョルジーズ運転手は、何者かの襲撃に遭い、凶弾に倒れました。この事件は日本だけではなく全世界に衝撃をもたらしました。事件からしばらく経ち、彼らのことを知る有志たちが、彼らの意志を引き継ぐためにできることはないか、との思いで設立されたのが「奥・井ノ上イラク子ども基金」です。

未来を担う、子ども達のために。

 奥克彦大使・井ノ上正盛書記官は、イラクにおいて多岐にわたる復興支援活動を行いました。治安への不安を常に抱え、電力や水が不足している生活環境の中での支援活動は、決して簡単な仕事ではありませんでした。彼らが行った支援活動の中でも特に熱心に取り組んでいたのが「学校の再建」です。校舎は壊れ、先生が足りない、文房具が足りない現実、ある学校では60度近い猛暑の中で、子ども達は扇風機すら無い狭い教室にびっしり集まり、誰もが懸命に授業を受けていました。そんなイラクの子ども達のひたむきな姿に、彼らは勇気づけられたと言います。そして、子ども達の輝く目を見て、この子ども達がいつの日かイラクを復興させていく、と信じていました。また、彼らはこのようにも語っています。「日本の支援に触れてくれれば、いつか大人になったとき、その記憶が心に蘇るのではないでしょうか」と。

 未来を担う子ども達のために——彼らが命を懸けてやり遂げようとしたことは、わたし達へのメッセージでもあったように思えます。

 ワセダクラブでは、「奥・井ノ上イラク子ども基金」の趣旨に賛同し、事務局という形で多くの方々との善意の力をあわせ活動をサポートしていきます。

「奥・井ノ上イラク子ども基金」ご案内