■6月12日(日)代々木第二体育館にて
第63回早慶バスケットボール定期戦開催!
伝統ある早慶バスケットボール定期戦は、本年で第63回を迎えます。長年、日本学生バスケットボール界の有力校として、永遠のライバル校として、常に熱い戦いを繰り広げてきた両校ですが、慶應義塾大学においては、昨シーズンは45年ぶりに関東リーグ戦優勝、全日本学生選手権優勝という素晴らしい成績も収めています。
両校大学内の体育館で行われることの多かったこの早慶バスケットボール定期戦が、本年は東京・原宿にあります代々木第二体育館で開催されることとなりました。全日本高校選抜大会、全日本学生選手権、全日本総合選手権等が行われ、バスケットファンなら一度は足を運んだことがあるであろう、バスケットボールの殿堂。その競技場において、両校の気迫あふれる最高の熱戦を、今年もお届けします。
【日時】 | 6月12日(日) |
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【対戦】 | 早稲田大学体育会バスケットボール部 VS 慶應応義塾体育会バスケットボール部 |
【場所】 | 代々木第二体育館 |
【入場料】 | 前売券:700円(下記両校HPから入手できます) 当日券:1,000円 ■慶應体育会バスケットボール部 ■早稲田大学バスケットボール部 |
※熱闘の模様は、CS放送「J-SPORTS」でも放映される予定です。
(6月12日深夜24:00〜26:00「J-SPORTS1」他、男子戦ダイジェスト版)
■第63回定期戦の展望
インカレ覇者(慶應2004年度)vs.セミファイナル(早稲田2002年度)両雄ここに対決!
早稲田大学: | 昨シーズンは1・2部入替戦で涙を飲み、今年のチームは雪辱を期しています。その強みは主力が昨年とまったく変わらず、上背こそありませんが中と外のバランスが良く、どこからでも点が取れることです。リーグ戦の3ポイント王の高木(No.5)、コート狭しと縦横無尽に走り回る高島(No.9)、そして心技体すべてを兼ね備えている主将・菅原(No.4)がチームを引っ張り、2年ぶりの早慶戦優勝を目指しています。また、女子については、チームの主将&司令塔として試合をひっぱる宮本(No.4)、U-24代表に選ばれた半澤(No.7)を軸に連勝を狙います。 | ![]() 主将の菅原選手 |
慶應義塾大学: | 昨年は45年ぶりのリーグ戦制覇、全国大会制覇(インカレ優勝)の偉業をなしとげた慶應義塾大学。その優勝の立役者であった志村・石田・辻内の三本柱が抜けたものの、全日本代表であるセンター竹内(No.8)と堅実なプレーでチームに貢献する酒井(No.7)の3年生コンビに、大きな期待が寄せられます。彼らを中心にチームは心をひとつにして、3年連続の優勝を当然の目標としています。さらに女子は、全員一丸のディフェンスと高確率の3Pシュートで接戦をものするべく、健闘することを誓います。 | ![]() 酒井選手 |
■早慶バスケットボール定期戦とは?
1940(昭和15)年にはじめられた早稲田大学と慶應義塾大学のバスケットボール定期戦は、1944(昭和19)年から1946(昭和21)年までの太平洋戦争による競技活動停止期間を除き、連綿と継続され、今年で63回目を迎えることとなりました。
勝敗をみると、現在、男子は早稲田32勝、慶應義塾30勝、女子は早稲田22勝、慶應義塾26勝と拮抗しており、両校の選手たちは、この伝統の一戦が近づくといっそう目の色を変えて練習に励みます。勝ってうれし泣き、負けて悔し泣き、なぜか弱いと予想されたほうが闘志を倍にして勝つというのも、そのプライドと魂をかけた一戦の熱気を物語っており、過去1点差・1ゴール差の激戦が11回もあります。
1953(昭和28)年からは系属高校戦が、1957(昭和32)年からは女子戦が加わり、1968(昭和43)年からはOG戦が、さらに1980(昭和55)年からは両校応援部・チアガールによる応援合戦も開始され、いっそう華やかな大会となっています。
激戦のあとは早慶のOB・OGが現役選手とともに一堂に会し、旧交を温めつつ今日の戦いぶりと何十年前の勝負にかえって論じ合う、そのような姿もまた、この大会を象徴する場面です。勝者をたたえ、敗者を労り、勝って奢らず、負けて多くを学ぶ早慶の交流は、「集まり散じて人は変われど」末永く受け継がれていきます。