■Vol.04 8月22日号 「夏休みのたからもの」
楽しかった!また来たい!
やはり、ボートは美しい自然の中で漕ぐと最高に気持ちがいいものです。
はじめての夏合宿。20名のスクール生が参加しました。
日程は8月20日(金)〜22日(日)の2泊3日。幸い全日程が好天に恵まれ、事故もなくスムーズに終了できました。
場所は福島県耶麻郡の深い山里・高郷村にある「荻野(おぎの)ボート場」です。ここはダム湖で、両岸は切り立つ崖で水面には波が立たず、深い緑と青い空が鏡のように映える湖面が何キロも続きます。日中は陽射しが強いものの、戸田のような蒸し暑さはなく、からりとしています。水も澄んでいて冷たく、自然の中でボートを楽しむ環境としては最高です。
ここ荻野で深い緑のなかを漕ぎ進むのは、まさに探検気分です。
漕いでいると時おり、崖から流れ落ちる滝の水しぶきとともに、ひんやりと冷たい風が流れてきます。戸田で長方形のコースの中を行ったりきたりするだけでは絶対に味わえない、ボート本来の心地よさをたくさん発見できます。
■練習
スクール生、ライフジャケットを着てボートに乗りこむと、まず周りの景色の美しさに感動します。さざ波すらない鏡の水面へゆっくりと漕ぎだすと、あまりの静けさ・気持ちよさに我を忘れてしまいます。気がつくとノンストップで漕ぐこと3〜4キロ。実は上達にはノンストップで漕ぐのがいちばんなのです。そういえば漕いでいる間に、がけの上の線路をSL(蒸気機関車)がばく進しているのに遭遇しました!
■食事の時間
スクール生、実は好き嫌いが多いことが判明。コーチ陣すかさず生活指導。トマトやナスも残さず食べましょう。バランスよい食事はアスリートになるための第一歩です!
21日夜はバーベキュー(写真)。コーチたちと膝を突き合わせていろんな話をしました。コーチの昔話から、好きなこと、嫌いなこと、好きな子のこと?まで…。
■夜
20日夜はコーチと一緒に近くの「ゆのさと健康ランド」の露天風呂へ。みんな大喜び。
宿舎ではトランプで大盛り上がり。昼寝の時間もでしたが、消灯(22時)後はみんな軽い興奮状態でなかなか寝付けず。コーチ陣が先にダウンするありさまでした。
■最終練習(22日午前)
全クルー(ナックルフォア5はい)の“500m一斉レース”に挑戦しました。8月1日の初レースでは焦って空回り、ミスオールを連発していたのが、この荻野での練習のおかげで大進歩。落ち着いて500mを漕ぎきり、ゴール後は深い満足を味わいました。
順位は (カテゴリー)3B・3A・2A・1(←50mハンデ)・2Bの順でした。
帰りのバスに乗る前に、スクール生代表(佐々木練、藤井裕也)から民宿のおばさん(写真)にお礼のごあいさつ。『今度はぜひ農業も学びに来てね』とはおばさんのコメント。
来年はそんな時間をとってもいいかもしれませんね。
【参加スクール生】カテゴリー3=8名、カテ2=8名、カテ1=4名 全20名
【同行コーチ】酒匂、増田、高宮、金子、鴨志田、萩原、坂本 全7名