■8月15日『東日本選手権』
日時: | 2004年8月14日(土)〜15日(日) |
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場所: | 戸田コース(1,000m) |
出場種目: | エイト1クルー |
結果: | Cファイナル(11〜13位決定戦)2位 |
ワセダクラブ・ボートDIVシニアチームは、主に関東一円の大学・社会人チームが同列に覇を競う『東日本選手権』にエイトで出漕した。多くを占める大学クルーは全日本大学選手権を間近に控えた腕試しとして相応のレベルに仕上げてくることから、レベルの高い争いが予想された。
当チームはクルーとしての練習こそ充分とはいえなかったが、メンバーの意識は非常に高く、2日間漕ぐ毎に成果を掴むことができ、充実した価値あるレースとなった。
【メンバー表】 |
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■予選(8月14日)
大学トップレベルの中央大、慶應大に、防衛大とのレース。メンバーは乗艇前、エルゴメーターで各人が自主アップに汗を流すなど、現役大学生ばりの気合を見せた。レース前コックス松田より「苦しいレースを想定するが正確なストロークを持続する」ことを意思統一した。レースでは自主アップの成果かスタートは大学クルーに負けないキレと艇速を見せた(レート42)。400m以降で乱れはじめ、水が掴めなくなった。必死で耐えるも中央大、慶應大、防衛大、当クラブ(3分16秒68)の順でゴール。
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⇒奥から
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■Cファイナル(8月15日)
現役大学生クルーである防衛大、筑波大とのレース。今日もメンバーは自主アップに余念がない。予選では400mで乱れはじめたことから、今日は400m地点でのストローク「3本」に全員で集中し、そこをポイントに立て直すことを意思統一する。アップ中も「400m地点集中!」のコールが飛び交う意識の高さ。いざスタート。昨日を上回るキレで筑波大にリードを奪う(レート42)。400m地点の「3本」も力強く決まり、筑波大に水を開け、550mまで正確なストロークを持続できた。防衛大、当クラブ、筑波大の順でゴール。
レース結果を見ればAファイナルで覇を競うにはほど遠い。しかし、ただ集まって試合をするだけのレベルを脱し、クルーとして確実に進歩を遂げ、エイトを漕いだという実感・楽しさ(=苦しい中に充実感)を得ることができた。意識の高いメンバーを擁するだけに、今後はチームをどう育てていくかの方向づけを明確にし、実行することが課題である。また今回は結果として早大ボート部OBが全員を占めたが、今後はもっと幅広い参加を歓迎していきたい。