WEB会員募集中



Rugby football

レディースチームの紹介

レディース通信

■Vol.03

『ヒヨコ』のその後

小さな卵のユウカリは、生まれてこのかた運動なんてちゃんとしたことがありませんでした。幼稚園でも小学校でも、中学・高校でも、かけっこはビリ、鉄棒とマットで前回り、後ろ回りが出来ず、腕も足も力がないから、うんていも登り棒も出来ませんでした。心臓に穴が開いて生まれてきてしまったので、運動しちゃダメ!と言われるがままに、しないでいるまま、卵のままで大人になってしまったのです。

それがある日卵に似た形のステキなボールに出会います。ラグビーボールです。

TVドラマでは見たことがありましたが、そのドラマを見ていたときには、出ていた俳優さんに夢中で、卵が、もとい、卵によく似た楕円球が自分を殻から出してくれるなんて、外の世界を見せてくれるなんて思ってもいませんでした。

2003年1月、早稲田大学教職員楽苦備倶楽部Oryza3.1.5.の渥美さんにご招待頂き、大学選手権決勝−早稲田大学vs関東学院、早稲田大学優勝、13年ぶり日本一の試合を国立で観戦、その後、渥美さんにご縁付け頂き、早稲田レディースにご紹介いただき、初めて楕円球に触る機会を得ました。初めは、渥美さんを応援に、と言っていたのに、いつの間にやら自分も皆さんに混ぜて頂いてトロトロとグラウンドを走ることに!

レディースの皆さんと練習を一緒にさせていただくようになり、初めはアップのランニングだけでオエー(T_T)と気持ち悪くなっていたのに、タッチラグビーの大会に出たり、Oryzaとの対抗試合を経験させていただいたり、合同合宿に参加させて頂いたりするうちに、『卵の殻』にヒビが入り、光が差してきて、1年経つころには殻から飛び出すことができました(笑)そして、殻からでて初めて目にしたモノは・・・レディースの皆さんの試合に向けるひた向きな姿勢、だったのです!

練習の時には「えぇ〜、出来ないわ♪」と謙遜される方々もいざ本番!となると、突進に次ぐ突進!そんな皆の背中を見るうち、卵からヒヨコになったユウカリは、自分が初めて見たものを親と思ってついていくヒヨコのごとく、どんどん皆の背中を追いかけてラグビーに夢中になったのでした。

2006年、大学選手権準決勝で、プロップの畠山君のトライを見ては感動し、
決勝戦では序盤から一つトライが決まるたびに
ポロポロと涙がこぼれ、優勝が決定した瞬間からウワーン(T_T)
と号泣!清宮監督がインタビューで感極まってもウワーン(T_T)
佐々木隆道君がインタビューで声を詰まらせてもウワーン(T_T)
赤黒の戦士たちに気持ちをシンクロさせ、号泣するまでになりました。

あとは、背中を見せてくれたレディースのお歴々のように、自分からドンドン突っ込んでいくファイティングスピリットを体得するのみ! 頑張るぞ〜!!

ヒヨコの成長の旅はまだまだ続くのでありました♪

(エンジョイメントカテゴリ三浦裕香里(ゆうかり)選手)