ラグビーに興味があるけどあまり良く知らない、あるいはラグビーを全く知らない人に向けて、これだけは知っておきたいラグビー情報をシリーズでお届けします。
やったことのない人にはわかりづらいラグビーというゲームついて、ルール的な側面からのわかりやすい解説をコラム風にシリーズでお届けします。
■Vol.11 ラグビー雑学その3「“トライ”ってどういう意味?」 ラグビーの醍醐味といえば、やはり“トライ”でしょう。重戦車フォワードが敵のディフェンスをなぎ倒してのトライ、バックスの華麗な展開で敵ディフェンスを翻弄してのトライ、個人技で敵を抜き去り独走トライ……どれも観衆を魅了し、興奮を最高潮にしてくれるプレーです。 ところで、この“トライ”というのは、どういう意味なのでしょうか。英語に直せば“Try”。つまり、“挑戦する”という意味の“トライ”です。「そんな単語、中学生でも知っているよ」と言われそうですが、ではラグビーのトライとはいったい何に挑戦するのでしょうか。 ですが、苦労して苦労してやっと取ったトライも、キックをはずせば元の木阿弥。例えば10トライノーゴールと1トライ1ゴールでは、後者が勝ちとなるわけですが、これではおもしろくないということになり、トライにも得点が与えられるようになったのです。 トライの意味はわかったと思いますが、では、“コンバージョンキック”というのはどういう意味なのでしょうか。“Conversion”。辞書を引くと“転換、変換”などと出ています。これもわかりにくいですね。何がどう“転換”するのでしょうか。 コンバージョンキックは前述のように、もともとはこのキックが決まるとその時点で勝敗が決していましたから、他のペナルティキックなどとは違った特徴があります。その最大のものは“チャージ”が許されていることです。 |
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※このコーナーではみなさんが感じている“ラグビーの素朴な疑問”を募集いたします。
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