■Vol.16 5月23日号
私は、昨年ワセダクラブ開校と同時に長男(当時4歳)が入校し、私もアシスタントコーチとして半年間やってきました。そして、この四月よりチーフコーチとしてやらせて頂いております。
私は、早稲田ラグビーのOBではありません。それどころか、大学4年間は、早稲田に勝つことを目標に帝京大学でラグビーをやっておりました。このグランドの近くに住んでいることから、ワセダクラブができる前から、芝生の上で子供と遊ばせてもらっておりました。
兄がラグビー好き(やってはいませんが)なため、12月の早明戦、正月の大学選手権、日本選手権等のテレビ観戦は我が家の風物詩となっておりました。
そんな環境のため、高校(山梨県立吉田高校)入学と同時に、迷うことなくラグビー部の門を叩きました。
監督は、元日本代表ウイング。一般の人には理解していただけない、ハチャメチャな練習でした。
最初に聞いた話ですが、先生が日本代表で英国遠征に行き、トゥイッケナムラグビー場(若しくはカーディフ)に立った時の事、「芝生が足首まである深いものだった。ラグビーは芝生の上でやるものだ。」
しかし、私の高校のグランドは、アルミのスタッドも刺さらない固いグランド。大学時代も土まみれ。東伏見(早稲田)に行っても、八幡山(明治)に行っても土まみれ。秩父宮にも数回立ちましたが、枯れた芝生。(当時は感動しましたが…)
一体、足首まで埋まる芝はどんなんだろう…?
あるじゃないですか、ここに。初めて踏んだ時に、このことだ!!高校時代の先生の言葉を思い出しました。
セービングしてもすりむかない(ビフテキにならない。懐かしい方もいるのでは?)。子供の目の前で、セービングをしてしまいました。子供は、「何してるの?」と冷たい一言。ワクワクしていたのは、私だけでした。
チーフコーチとして教えているのは、幼稚園・年少組。ラグビーを教えると言うより、芝生の上で遊ぶ楽しさ、ボールを追いかける楽しさを覚えて欲しいと思います。
そして、父兄の皆様、是非、アシスタントコーチとしてご一緒に芝生の上に立ちましょう!!
気持ち良いですよ。そして、子供達と走りまわりましょう。子供の成長を間近で感じますよ。
最後に、この子達が高校生になる頃には、ラグビーは芝生の上でやることが日本の常識になっていること望んでおります。
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