■Vol.18 7月30日〜8月1日 夏合宿号
<One for Ball>
ラグビーは「ボールを相手の陣地まで運んでナンボ」のゲームです。 ラグビーボールは、命をかけて守らねばならない“宝もの”。 「One for All , All for One」という有名な言葉があるけれど、なぜ「みんなのための自分、自分のためのみんな」なのか? それもすべては、大切なボールを活かすためです。 たかが1個の楕円のボールだけど、このボールの中には、みんなの元気や勇気、仲間たちの想いがいっぱい詰まっている。そんなさまざまな想いで膨らんだボールを、大事に最後まで胸に抱いて走り続けたチームが、最後には必ず勝つ。ラグビーとは、そんなゲームなのだと思います。だから子どもたちには(日本代表も含めて?)、集中してもっとボールを、大事に大事に扱ってほしい。「楕円のボールは、どちらに転ぶかわからない」とよく言われるけれど、そうじゃなくて、そのボールをより強く思う者の方へ転がるのだと、信じたい。 「ラグビーとは、なんぞや?」という永遠の命題に対する考え方は、いろいろあると思いますが、最近子どもたちと一緒にラグビーを楽しみながら、「まずはボールを大事に扱うことの重要さ」を痛感したので、私なりに「One for Ball」という言葉で考えてみました。 ラグビーボールという素晴らしい宝ものを手にできる幸せを、子どもたちが少しでも感じてくれたら、とても嬉しく思います。
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